イタリアのお菓子ボンボローニとは、どんなスイーツかご存知ですか?
ボンボローニは、近年人気が大爆発したマリトッツォに続くトレンドスイーツと言われています。
イタリアのお菓子と言えば、同じく人気急上昇中のカンノーロと同じくらいの注目度と言えるでしょう。
ボンボローニとは、いったいどんなスイーツなのか気になりますよね!
この記事では、いま大注目のお菓子ボンボローニについて詳しく解説します!
・ボンボローニのレシピや作り方は?
・ボンボローニとドーナツとの違いは?ミスドのエンゼルクリームみたい?
・ボンボローニとマラサダの違いは?
・ボンボローニはカロリーが高い?
↓目次から気になる内容にジャンプしてくださいね。
ボンボローニとは?どんなイタリアのスイーツなの?
イタリアのお菓子ボンボローニとは、イタリアのトスカーナ地方発祥のスイーツです。
有名なミラノをはじめ、イタリア全土で朝食用のパンやデザートとして親しまれています。
ボンボローニは、ころんとした丸い形の揚げパンで、外側のカリカリ感と、内側のふわふわ食感が特徴的。
粉砂糖でコーティングされた歯切れの良い生地の中には、たっぷりのクリームが詰まっています。
本場イタリアでの楽しみ方は、カフェでふわふわの泡がのったカプチーノと一緒に食べること!
コーヒーと一緒に楽しむのにぴったりなスイーツと言えるでしょう。
マリトッツォの次はこれが来るらしい
『ボンボローニ』 pic.twitter.com/gXfDqkHo0y— ミレユキ (@mireyuki30449) May 16, 2022
ボンボローニの意味とは?名前の由来は?
イタリアのお菓子ボンボローニの意味は、爆弾から来ています。
ボンボローニの形が爆弾に似ていることが名前の由来と言われています。
イタリア語で爆弾はボンバ(bomba)と言い、ボンボローニは昔の爆弾や手榴弾などとよく似た形なのだとか。
美味しく可愛らしい見た目のスイーツが、爆弾という名前を持つギャップが面白いですよね。
ボンボローニとのボンボローネと違い
ボンボローニは、ボンボローネと呼ばれることもあります。ボンボローニとボンボローネとの違いは何なのでしょうか?
実は、「ボンボローネ(Bombolone)」は単数形、「ボンボローニ(Bomboloni)」は複数形という違いがあります。
イタリア語では単数形と複数形を区別するのですが、日本語では「ボンボローニ」も「ボンボローネ」も間違いではありません。
ただし、より一般的なのは「ボンボローニ」と覚えておくと良いでしょう。
ボンボローニのレシピや作り方は?
ボンボローニのレシピには地域やお店によって多少の違いはありますが、作り方は基本的に同じです。
ボンボローニの作り方は、次の手順です。
1.小麦粉の生地をイーストで長時間発酵させる
2.生地を成形し油で揚げる
3.生地の中身にクリームを詰める
4.表面に粉砂糖をふる。
ボンボローニとドーナツとの違いは?ミスドのエンゼルクリームに似てる?
ボンボローニとドーナツとの違いは?
ボンボローニとドーナツの違いは、1)発酵方法 2)形状 3)充填部です。
2)真ん中に穴がない
3)クリームの充填部が上部にある
ボンボローニが長時間生地を発酵させるのに対して、ドーナツでは生地をまったく発酵させないか、短時間しか生地を発酵させないのが一般的です。
そのため、ボンボローニは軽くふわっとした食感で、ドーナツはより生地の目が詰まった仕上がりとなるのです。
ボンボローニは生地の中にたっぷりのフィリング(クリーム)が入っており、真ん中に穴はあいていません。
そしてボンボローニは、クリームを入れる充填部分が上部についているのが特徴的です。
ドーナツでも中にクリームが入っているタイプのものもありますが、クリームの充填部分が側面にあります。
他の充填ドーナツはクリームの充填部分が側面にあることが多いのでチェックしてみると良いでしょう。
ボンボローニはミスドのエンゼルクリームに似てる?
ミスドのエンゼルクリームは、ボンボローニと見た目も作り方もそっくり!
エンゼルクリームは1971年、ミスタードーナツ創業時から販売している人気商品です☆シュガーをまぶしたイースト生地の中に入っている軽くてなめらかなクリームが人気のポイントです♪♪ pic.twitter.com/5rbFABfB0y
— ミスタードーナツ (@misterdonut_jp) November 14, 2016
唯一違うのは、クリームの充填部分です。
ボンボローニはクリームの充填は上部に、エンゼルクリームは、充填部が側面にあります。
ボンボローニの充填部は特徴的なので、どこに穴が空いているかを確認することがボンボローニとの違いを見分けるポイントとなるかもしれませんね。
ボンボローニとドーナツは別物なの?
ただ、ドーナツの定義は幅広く、製法も形状もひとくちに「コレ!」と定義しきれないところもあります。
実際に、英語圏では、ボンボローニのことを“イタリア風ドーナツ”なんて呼ぶことも。
ボンボローニとドーナツには違う点もありますが、ボンボローニのことをドーナツの一種と呼ぶのも間違いではなさそうですね。
ボンボローニとマラサダの違いは?マラサダと同じ?
ボンボローニは、ハワイの名物スイーツ・マラサダと比較されることもあります。
確かに製法も見た目もそっくり!
おやつとして人気の揚げドーナツ「マラサダ」!ポルトガル移民がハワイに持ち込まれたんですよ☝🏼 #マラサダ pic.twitter.com/EtBlRliUDx
— ハワイ州観光局 【公式】:「マラマハワイ〜地球にやさしい旅を〜」 (@goHawaiiJP) August 17, 2019
ボンボローニとドーナツの違いは、1)発祥地 2)フィリング 3)充填部 4)食べるときの温度です。
ボンボローニはイタリア発祥、マラサダはポルトガル発祥→ハワイで広まった
2)フィリング
ボンボローニはフィリングあり、マラサダはフィリングなしのものが一般的
3)充填部
ボンボローニは穴が上部、マラサダは穴が側面部
4)食べるときの温度
ボンボローニは冷たく、マラサダは揚げたてのアツアツで食べるのがベスト
ボンボローニはイタリア発祥、マラサダはポルトガル発祥→ハワイで広く根付いたスイーツです。
ボンボローニは中にカスタードなどのフィリング(クリーム)が必ず入っていますが、マラサダはフィリングなしのものが一般的です。
たまにフィリングありのマラサダも売られていますが、充填の穴が上部か側面かが異なります。
ボンボローニとマラサダの最大の違いは、食べる際の温度!
どちらも常温で食べられるものの、ボンボローニは中にクリームを入れるため冷やす状態で、マラサダは揚げたての熱々で食べるのがベストと言われています。
ボンボローニはカロリーが高い?→1個で約340キロカロリー
ボンボローニはカロリーが高い食べ物です!
ボンボローニは、生地を油で揚げたあとたっぷりのクリームを中に入れ、表面に粉砂糖をふりかけて作られます。
海外では“カロリー爆弾”と呼ばれることも。
例えば、本格的なイタリアのカフェとして有名なセガフレード・ザネッティ・エスプレッソ。
以前販売していたボンボローニのカロリーは341キロカロリーでした。
イタリアのドーナツ、ボンボローニ。中にカスタードが。広尾のセガフレード ザネッティで。 pic.twitter.com/apicojSVnB
— naonao (@nao14nicol) May 13, 2015
1個で約340キロカロリーとはなかなかのカロリーですね・・!
まあカロリーが高いものは美味しい、なんて言われる通り美味しさのためには仕方ないのかもしれません。
そういった意味では、ボンボローニは背徳グルメの一種なんて言えるのではないでしょうか。
背徳グルメについてはこちらにまとめているのでぜひ読んでくださいね!
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【まとめ】ボンボローニとは?ドーナツやマラサダとの違いやエンゼルクリームと比較!
イタリアのお菓子ボンボローニとは、トスカーナ地方発祥のスイーツ。
外側はサクサク中身はふわふわの揚げパンで、中にはたっぷりのクリームが詰まっています。
近年人気が大爆発したマリトッツォに続くトレンドスイーツとして、大注目されていますね。
ボンボローニとドーナツの違いは、1)発酵方法 2)形状 3)充填部です。
ボンボローニとマラサダの違いは、1)発祥地 2)フィリング 3)充填部 4)食べるときの温度です。
カロリーが高いことから、海外ではカロリー爆弾と呼ばれることもあるボンボローニ。ふんわり軽い食感なのであと引く美味しさです。
イタリアンシェフ監修の「ボンボローニ」はお取り寄せもできるので、興味のある方はぜひ試してみてくださいね。
またイタリアンスイーツと言えば、「カンノーリ」も今年注目のトレンド!あわせてチェックしてみてくださいね。
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