Jアラートとは、国民に危機が迫ったときに緊急情報を伝えるために日本政府から発せられる全国瞬時警報システムです。
北朝鮮からの弾道ミサイル発射時や、津波をはじめとする大規模災害のときなどに流れます。
Jアラートが流れるときは緊急事態ですが、Jアラート自体が怖い・不気味という声も多いですね。
- Jアラートが音が怖い理由は音階?
- Jアラートの声や画面が怖い理由は?
などなぜJアラートが怖いのか理由が気になりますよね
この記事ではJアラートの音の特徴や心理的な効果について分析し、声や画面が不気味に感じられる理由について考察します。
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Jアラートの怖い音とは?
まずJアラートの怖い音とは何かについて解説します。
Jアラートとは、国民に危機が迫ったときに緊急情報を伝えるために日本政府から発せられる全国瞬時警報システムです。
北朝鮮からの弾道ミサイル発射時や、津波をはじめとする大規模災害のときなどに独特な音楽や音声が流れるのですが、Jアラートは怖いと評判です。
Jアラートの音として知られる「国民保護サイレン音」はこちらです。
この国民保護サイレン音を聞くだけでJアラートが怖い・不気味と思う人が多いと毎回話題になりますよね。
Jアラートが音が怖い理由は音階?
Jアラートが音が怖い理由は何なのでしょうか?
実は、Jアラートが音が怖い理由は音階にあると言われています。
Jアラートの国民保護サイレン音はピアノのように明確な音階に分かれておらず、徐々に音程が推移していく作りになっています。
しかもJアラートの音は不協和音の組み合わせなので、多くの人にとって不快な印象や不安定な印象を与える音の構造になっています。
Jアラート。これほどまでにヒトが不快に感じる音階があるってのも面白いね。
— 川端裕也@I fieldの広報 (@kawabata_ifield) November 21, 2023
Jアラートが如何に緊急事態を知らせる為にああも不穏な音階になってるのかよく分かるな
— TED TEX (@CBJimandB) October 8, 2023
他にも怖い音といえば、緊急地震速報の音も流れるとドキドキしますよね。
Jアラートと緊急地震速報の音の違いは何なのでしょうか?
Jアラートと緊急地震速報の音の違いは?
Jアラートの「国民保護サイレン音」とよく比較される音として、緊急地震速報があります。
緊急地震速報も緊急時に注意を引くような音の作りになっており、異常を察知しやすく咄嗟に行動を起こしたくなるような音が用いられています。
Jアラートと緊急地震速報の音の違いは放送媒体が異なるのが理由です。
Jアラートは主に防災無線のサイレンから音を流されることを想定しており、緊急地震速報の場合は主にテレビから音が流されることを想定されています。
そのため、Jアラートは無線から音が反響しながら遠くまで届くようなゆっくりとしたリズムで、緊急地震速報は家庭でテレビを視聴中に異常事態の発生がわかるよう早めのリズムに設計されていると言われています。
- Jアラートの音…主に防災無線で放送(ゆっくりとしたリズム)
- 緊急地震速報の音…主にテレビで放送(早めのリズム)
Jアラートが声も怖い?
Jアラートは音だけでなく声も怖い・不気味と言われることが多いですよね。
Jアラートの声は、緊急時に避難を促す内容を低い音声でゆっくりと繰り返し喋ります。
Jアラートは男性の声なのですが、生身の人間の声ではなくロボットのような機械音声なので余計に不気味なのが特徴的です。
Jアラートは防災無線から流れることを想定されているので、反響してもよく聞こえるようにJアラートの音声は通常よりもゆっくりな速度になっています。
また、様々な場面で使えるように音声を個々に録音してつなぎ合わせる合成音声という手法が取られているため、機会が喋っているように聞こえます。
そのため、人の話し方としての不自然さや機械っぽさが際立つことになり、結果としてJアラートの声が怖いという印象を与えているのです。
Jアラートの音声の声優が誰かは別途こちらで解説しています。
Jアラートとは、国民に危機が迫ったときに緊急情報を伝えるために日本政府から発せられる全国瞬時警報システムです。Jアラートはメロディが流れると同時に男性の声で避難の呼びかけがありますが、Jアラートの声が怖いと思う方も多いですよね。[…]
Jアラートが画面も怖い?エヴァっぽい?
さらにJアラートの画面も怖いと言われますよね。
急にテレビでJアラート流れてビビった pic.twitter.com/rG2ovzT44H
— めろ (@melo_SY7717) November 21, 2023
Jアラートがテレビ画面で表示されるとき、真っ暗ななかに日本列島と緊急情報が浮かび上がるため、怖い・不気味だと感じる人が多いです。
テレビ画面は局によって細かな違いがあるようですが、基本的にはJアラートの画面構成はどの局でも同じです。
おそらくですが、全国瞬時警報システムでJアラートが発令されるときの色使いや情報提供方法を統一するように決められているのではないかと思われます。
Jアラート怖いのはわざと?
ここまでJアラートの音や声、画面は全体的に怖いと感じる人が多いとお伝えしてきました。
実は、Jアラートが怖いのはわざと意図的な演出が行われているからです。
Jアラートは本当に危機が迫ったときに行動を促すための警報なので、人々が聞き逃しや無視ができない存在感を発揮する必要があります。
Jアラートを聞いて誰も焦らなかったり、二度寝したりする人が出るようでは良くないのです。
そう考えると、Jアラートを怖いと感じるのはむしろよく出来た仕組みなんだとも言えそうです。
【まとめ】Jアラートが音が怖い理由は?声や画面を不気味なのはわざと?
この記事ではJアラートの音が怖い理由とは?声や画面も不気味なのはわざと?について解説しました。
Jアラートが音が怖い理由は、不協和音の組み合わせや不安定な音程、聞き取りやすい音域などの要素によるものです。
また、声や画面も不気味さを引き立てる演出がなされています。
これらの要素は、Jアラートの重要性や緊急性を強調するために意図的に設計されているものです。
正直Jアラートを聞くと怖くて不気味ですが、Jアラートが不気味に感じられることは、その目的を果たしている証拠とも言えそうですね。