プロ将棋のニュースなどで耳にする「1分将棋」。
1分将棋とはどんなルールなのでしょうか?
- 1分将棋とは?持ち時間との違いは?
- 1分将棋のときトイレは行ける?
- 1分将棋の神様とは誰?
- 藤井聡太さんは1分将棋に強い?
など気になりますよね!
この記事では1分将棋とはどんなルール?持ち時間中にトイレに行ける?について解説します。
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1分将棋とはどんなルール?持ち時間との違いは?
1分将棋とは1分間の持ち時間で行われる将棋のことです。
プロ将棋では次の一手を考える持ち時間があり、持ち時間を使い切ると原則時間切れで負けとなります。
ただし、1分未満は切り捨てでカウントされません。
そこで持ち時間の最後の1分を使い切らずに残しておけば、最終局面で1手1分未満で指し続けることが可能になります。
この持ち時間が実質1分になった状態のことを「1分将棋」と呼びます。
1分将棋のときトイレに行ける?
1分将棋の設定のときトイレに行けるのか気になりますよね。
結論から言うと、トイレに行くのはほぼ不可能です。
将棋では対局中にトイレに行くことは可能です。
ただ、トイレに行っている時間も自分の手番中の持ち時間は減っていきます。
1分将棋は、将棋を指す時間が非常に限られた最終局面です。
そんななか、1分以内にトイレに走って用を済ませ、次の1手を考えて指すのは事実上不可能ですよね。
1分将棋の神様とは誰?
1分将棋の神様として知られるのは元名人の加藤一二三(かとう ひふみ)九段です。
加藤一二三さんは長考することが多く、最終局面で1分将棋になる場面が多く訪れました。
しかし、1分将棋になってからも勝負強さを発揮したことから、「1分将棋の神様」という呼び名がつきました。
ただご本人は書籍などでもたびたび語っているようにクリスチャンです。
そのため神様ではなく「1分将棋の達人」と呼ばれる方が嬉しいそうですよ!
藤井聡太名人は1分将棋に強い?
現在大活躍中の藤井聡太名人も1分将棋に強い棋士として有名です。
1分将棋のなかすごい手を指して解説者を唸らせることも。
村)村田六段のこの言葉が全てを物語っています→「とにかく、自分がまったく見えてなかった手を指されて……」「毎度ながら、藤井七冠に勝つ大変さを思い知らされました」
藤井聡太名人、大逆転勝利で王座挑戦にあと2勝 次戦は羽生善治九段:朝日新聞デジタル https://t.co/iBYiV0hd61— 朝日新聞将棋取材班 (@asahi_shogi) June 20, 2023
藤井聡太さんの対局といえば、プロの解説と本人のコメントで振り返る藤井聡太全局集が毎年発売されています。(重要局が多い令和3年度の五冠編が特におすすめです。)
今回話題になった1分将棋の一局についても、今後書籍化されることがありそうですね。